LLMOチェキの計測方法
指標の定義と95%信頼区間

2026年9月7日時点の計測仕様に基づく解説|株式会社Itera

AIの回答は、同じ質問でも実行のたびに変わります。LLMOチェキは1回の結果ではなく、 同じ質問を複数回くり返した結果を割合と信頼区間で記録することで、 「たまたま出た・出なかった」と「本当の変化」を区別できるようにしています。 このページでは、その指標の定義と計算方法を説明します。

1. 指標の定義

指標定義
露出率(言及率) 成功した計測ショットのうち、AIの回答テキストに追跡ブランド名(自社の会社名・サービス名)が登場したショットの割合。
首位獲得率 成功した計測ショットのうち、回答に登場したブランドの中で自社が最初(言及順位1位)に言及されたショットの割合。
引用率(サイクル集計) 成功した計測ショットのうち、AIの回答に引用ソース(参照URL)が付与されたショットの割合。
シェア型引用率 AI回答が引用したURL全体のうち、自社ドメインのURLが占める割合(自社引用URL数 ÷ 全引用URL数)。引用ソース分析画面で使用します。

※「ショット」は、1つの質問(プロンプト)を1つのAIエンジンに1回実行することを指します。

2. 分母の扱いと欠測時のルール

3. 95%信頼区間(Wilsonスコア区間)

割合にはWilsonスコア95%信頼区間(z=1.96)を併記します。 計測回数が少ない場合(n=3〜10)でも区間が0〜100%の範囲に収まり、 正規近似よりも小標本に適した方法です。

p̂ = k / n(k: 該当ショット数、n: 成功ショット数)
denom  = 1 + z²/n
center = (p̂ + z²/2n) / denom
margin = (z/denom) × √( p̂(1−p̂)/n + z²/4n² )
区間 = [ center − margin, center + margin ](0〜1にクリップ)
例:10回中4回で言及された場合
露出率 = 4/10 = 40%、95%信頼区間は約17〜69%(16.8〜68.7%)になります。 Wilson区間は40%を中心にした左右対称の幅にはなりません。 次の計測で例えば60%が出ても区間の内側なので、「誤差の範囲」と判断できます。

※ 2つの計測の信頼区間が重ならない場合に、有意な変化の可能性があると判定します。

4. 計測の実行条件

5. 観測値と推定値の区別

本ページは計測エンジンの実装仕様(2026年9月7日時点)に基づいています。仕様を変更した場合は本ページも更新します。